イタリアのスーツブランド|スタイルや着こなし、おすすめ生地を紹介

今回は、イタリアのスーツ「イタリアンスタイル」についてご紹介します。スーツ発祥の地としてはイギリスが広く知られていますが、そのスタイルと対をなすように並ぶのがイタリアンスタイルです。

また、一口にイタリアンスタイルといっても、ミラネーゼ、フロレンティーン、ナポリといったように、その気候から地域ごとに風合いが異なるのもイタリア式ならではの特徴です。

本記事では、イタリアのスーツの魅力についてお伝えするほか、イタリアで有名な生地メーカーやスーツブランドもセレクトしてご紹介します。イタリアのスーツを着こなすポイントについても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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イタリアのスーツ「イタリアンスタイル」とは

イタリアのスーツの特徴を示す際に、よく比較されるのがイギリスのいわゆるブリティッシュスタイルのスーツです。ブリティッシュスタイルは元々、貴族の着用を想定して仕立てられてきたもので、厚い生地にストレートなシルエットが特徴です。伝統的なスタイルを重んじる、規律正しいフォーマルなスタイルです。

一方、イタリアのスーツは、ボディラインを綺麗に演出する、曲線が美しいシルエットです。丸みを帯び、柔らかさを感じる肩周りとそれとは対照的に絞られたウエストラインが特徴的。番手の細い糸で作られた、艶やかな光沢感を持つ軽やかな生地を用いてドレープが生まれるスーツが作られることが多いです。軽くて薄い生地が使われる理由の一つには、イタリアの温暖な気候も影響しているといわれています。

自由なファッションのナポリ式が有名

イタリアンスタイルの説明の通り、艶やかな質感で柔らかくドレープのある生地使いのイタリアスーツは、男性的な魅力を引き立たせるスーツといえるでしょう。ソフトな風合いで華やかな印象を与えてくれます。イタリアのスーツファッションといえば、自由で遊び心に富んだスタイルのイメージが思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。

ただ、イタリアのスーツといっても3つのスタイルがあります。上記の印象を強く与えてくれるのは、主にイタリア南部の「ナポリ式」のスタイルです。

イタリアンスーツの3つのスタイル

先に触れた通り、イタリアンスタイルは3つの地域によって風合いが異なります。ここでは、それぞれのスタイルについて解説します。

1. ミラネーゼ
2. フロレンティーン
3. ナポリ

1. ミラネーゼ

ミラネーゼのスタイルは、スーツ発祥の地であるイギリスのブリティッシュ・スタイルに似た仕立てが特徴です。ミラネーゼとは北イタリアのミラノ発祥のスタイルのことを指し、気温が低いこともあって生地は厚めとなっています。

一番の特徴は首から肩にかけて湾曲したラインで、肩先が反り上がっている「パゴダショルダーやコンケープドショルダー」を採用しながら、華やかさを兼ね備えた構築的なスタイルとなっています。

2. フロレンティーン

ミラネーゼが北部イタリアのスタイルである一方、フロレンティーンは中部イタリアフィレンツェのスタイルのことを指します。通常のスーツの仕立てにおいて採用される前身頃中心のフロントダーツをあえて採用せず作られるのが特徴です。

ダーツを取らないことで生地の遊びや逃げ場が減るため、高度なカッティング技術やアイロン技術、ミシンワークなどが求められますが、細部にまでこだわった仕上がりはフラットで端正なものとなります。

フォーマルだけど堅苦しくなく、ソフトだがラフ過ぎない、イタリアを代表するスタイルのひとつです。

3. ナポリ

「ナポリ」の名の通り、温暖な気候と美食の港町、南部イタリアの代表的なスタイルです。街中の至る所に仕立て屋が存在する土地ナポリ。幅広で直線的なラペルと、ショルダーパッドを用いず肩に沿うような袖付けは高い技術を要し、着ると身体に沿った柔らかな立体感があり、リラックスした快適な着心地を併せ持ちます。自然なドレープが美しいスーツです。

胸元のバルカポケット(船形ポケット)やキッシングボタン、パッチポケット、3つ釦段帰りなど華やかなデティールに目が行きがちなスタイルですが、その身体に沿った繊細で柔らかな仕立ては、エレガントかつリラックスな印象を与える軽快なスタイルです。

イタリアのスーツの特徴

続いて、イタリアのスーツの特徴をご紹介します。イタリアのスーツの主な特徴は以下の通りです。

・軽やかな着心地
・柔らかな仕立て
・美しいシルエット

軽やかな着心地

イタリアのスーツはシルエットのディテールにおいてパッドが少ないのが特徴的です。そのためイギリスのスーツと比べるとソフトな風合いでリラックスした雰囲気の仕立てになります。

また、採用される生地に関しても、双糸が使われるイギリスに比べ、イタリアでは単糸が使われることが多くなっています。さらに薄くて軽い生地が用いられていることから、ゆったりと軽やかな着心地を実現しています。

柔らかな仕立て

軽やかな着心地の秘訣として、単糸で仕立てられることが多いとご紹介しました。その恩恵として、生地自体に柔らかさも出てくるのです。肌触りが気持ちよく、光沢感のある艶やかな生地感も特徴です。

身体のラインに沿った美しいシルエット

イタリアンスタイルに仕立てられたスーツは、身体のラインが出やすくなっているのも特徴です。前のVゾーンの幅が広く、横の絞りも低めになっており、男性的な魅力を強く引き立ててくれます。イタリアの土地らしい、開放的なイメージです。

イタリアのスーツ生地の特徴

続いて、イタリアのスーツ生地の特徴を見てみましょう。スーツの仕立てや構造のみならず、スーツの素材として用いられる生地も各国や地域によって特徴が異なります。イタリアには名門のファブリックブランドが目白押しで、そういった生地の歴史もイタリアンスタイルの風合いに影響しています。

華やかなツヤとドレープ感

イタリアらしい生地といえば、まず挙げられる特徴としては華やかなツヤとドレープ感でしょう。ドレープとは、布を垂らした際に見られるゆるやかな”ヒダ”や“たるみ”のことで、優雅でやわらかい印象を与えてくれます。

イタリアでは繊維の細い糸を使用しており、薄くて軽い生地に仕上がることから、絹の様な気品のある光沢感と、美しいドレープのある仕上がりとなるのです。

鮮やかな発色

ブリティッシュ・スタイルとの大きな違いは、生地の色にも現れています。穏やかなモノトーンカラーが豊富なブリティッシュ・スタイルと比べて、イタリアでは鮮やかな色使いの生地が多く出揃っています

スーツスタイルにおいても反対色のカラーが人気で、例えば青とブラウンを組み合わせた「アズーロ・エ・マローネ」はコントラストがおしゃれな定番スタイルです。

イタリアのスーツと他国のスーツとの違い

イタリアのスーツの特徴についてご紹介しましたが、スーツスタイルにはイタリアンスタイルのほかに「ブリティッシュ」や「アメリカンスタイル」も有名です

ここでは、それぞれの特徴やイタリアンスタイルとの違いについて解説していきます。

・ブリティッシュスタイルとの違い
・アメリカンスタイルとの違い

ブリティッシュスタイルとの違い

イタリアンスタイルが体のラインに沿った曲線美が引き立つのに対して、イギリスのブリティッシュ・スタイルはかっちりと重厚感のある仕立てが特徴的です。ショルダーにはパッドがしっかりと入り、肩回りに力強い張りをもたらします。また、ウェストラインは細めにシェイプされ、全体的に立体的なシルエットを演出してくれます。

厚めの生地が用いられることが多く、着崩れしにくくシワ戻りが早いのも特徴の1つ。ブリティッシュ・スタイルはイギリスの長い歴史と職人技が織り成す伝統的文化の象徴で、勤勉で保守的な国民性が重厚感のあるクラシカルなスーツスタイルに反映されています。

アメリカンスタイルとの違い

イタリアンスタイルというとブリティッシュ・スタイルと並べて取り上げられることが多いですが、世界的にもう1つ有名なのが「アメリカンスタイル」です。ヨーロッパと比較すると歴史こそ浅いものの、合理的主義なアメリカの国民性が見事に反映され、ビジネスマンに広く愛されているスタイルでもあります。

アメリカンスタイルのスーツには、ジャケット腰部分の「フロントダーツ」がありません。そのため、ウエストのくびれが緩く仕立てられているのが大きな特徴です。イタリアンスタイルが体のラインに沿ったように仕立てられるのに対して、どのような体型の方にも似合いやすいのが特徴です。

イタリアのスーツが似合う人

イタリアのスーツとほかのスタイルのスーツで悩んでいる方もいるかもしれません。イタリアンスタイルがおすすめな方の特徴を以下にまとめたので、ぜひご購入の際の参考にしてみてください。

・胸板が厚い方や筋肉質な方
・標準体型の方
・骨格がナチュラルタイプの方

イタリアのスーツを着こなすポイント

続いて、イタリアンスタイルの着こなしポイントをお伝えします。イタリアンスタイルのスーツを着用する際に押さえておきたいポイントは、以下の通りです。

・季節に合わせた生地を選ぶ
・柔らかい生地を活かす
・ジャストサイズを選ぶ

季節に合わせた生地を選ぶ

イタリアの生地にはさらりとした着心地のものが多いですが、春夏はリネンやコットン、秋冬はウール素材といったように、季節に合わせた生地を選びましょう。厳密には日本の気候でオールシーズン着用できるものはあまりありませんが、端境期で着られる240~300g/m程度の生地ならほぼ一年中着用できます。

柔らかい生地を活かす

イタリアらしい、柔らかなジャケットの着こなしもぜひ楽しんでみてください。ビジネスシーンはもちろんのこと、Tシャツなどと合わせても自然に着こなせて、ややカジュアルなプライベートシーンでも活躍してくれるはずです。

柔らかい生地を活かした着こなしは、イタリアのスーツならではです。

オーダーでジャストサイズを選ぶ

イタリアンスタイルを着こなすには、サイジングも欠かせないポイントの1つです。特にミラノでは、着こなしにおいてサイズ感がもっとも重要であるとされています。体のラインに沿ったイタリアのデザインを活かすために、正確なサイジングを活かしたオーダーで、ジャストサイズのスーツを仕立ててもらうのがおすすめです。

なお、スーツセレクトでは、知識豊富なプロの販売員がお客様にぴったりなスーツ選びをサポートさせていただきます。イタリアの生地も豊富に取り揃えているので、ぜひお近くの店舗へお越しください。

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イタリアスーツ生地ブランド4選

ここからは、イタリアのスーツで有名な名門の生地ブランドをセレクトしてご紹介します。

ブランド名特徴
Ermenegildo Zegna(ゼニア)卓越した品質エレガントなデザイン
Loro Piana(ロロ・ピアーナ)テキスタイルの会社が発祥カシミヤとウールを扱うトップランナー
CANONICO(カノニコ)イタリアらしい発色の良さ高級スーツの入門に最適
REDA(レダ)上品な風合いや光沢感
優れた耐久性と伸縮性

Ermenegildo Zegna(ゼニア)

イタリアを代表する高級生地ブランド「ゼニア」。1910年に設立され、その卓越した品質とエレガントなデザインで広く知られています

滑らかで、光沢感のある艶やかな生地が特徴です。高い品質の天然繊維を原産国から直接輸入し、自社工場にて紡績・染色も行い、厳しい基準のもとで丁寧に織り上げています。定番の生地だけでも数百の数がある種類の多さも魅力です。

関連記事|エルメネジルド ゼニア(Ermenegildo Zegna)とは?おすすめのスーツ生地コレクションもご紹介
特集|スーツセレクトで仕立てる「クロス エルメネジルド ゼニア」のオーダースーツ

Loro Piana(ロロ・ピアーナ)

1924年に北イタリア・トリベロで創立されたピエトロ・ロロ・ピアーナが設立したテキスタイルの会社が発祥のブランドです。繊維の生産から紡績、スーツの製品化まで一貫して行える名門として知られています。高品質のカシミヤとウールを扱うトップランナーで、世界中の高級カシミヤの3割はロロ・ピアーナが生産しているとされています。

定番の「Super130’s」、オールシーズン着用可能な「Tasmanian」、世界に名を知らしめるきっかけとなった「Tasmanian」など、イタリアらしい鮮やかな発色と艶やかさのあるコレクションが豊富に揃っているのもポイントです。

関連記事|ロロピアーナ生地を使ったスーツの特徴|おすすめのコレクションやコーデのコツも紹介

CANONICO(カノニコ)

1663年に創業した歴史ある生地メーカーです。世界中のテーラーやファッションブランドが扱う生地を提供している織元で、イタリアらしい発色の良さも印象的。特に、ネイビーやグリーン系の色が有名です。

高品質でありながら価格も抑えられていて、高いコストパフォーマンスを発揮する、高級スーツの入門として最適な生地となっています。

関連記事|カノニコとは?スーツ生地の価格相場や購入できる店舗も紹介

REDA(レダ)

1865年にイタリア北部ビエラ地区で創業した老舗。このビエラ地区は、毛織物が有名な場所でもあります。生産量の7割以上を輸出しているとされる、世界的なメーカーです。

レダの生地は、テーラーからデザイナーズ、セレクトショップにビッグブランドまで、幅広く取り扱われています。風合いや光沢感といった見た目の美しさだけでなく、耐久性や伸縮性も持ち合わせているのが特徴です。加工技術によりまるでシルクのように艶やかな「シルキーエフェクト」、機能性に優れた「アットー 130’s」、「マイヨール 150’s」など、コレクションも豊富に取り揃えています。

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イタリアのスーツブランド10選

続いて、イギリスのスーツブランドをセレクトしてご紹介します。

ブランド名特徴
Boglioli(ボリオリ)Kジャケットが有名
リラックスした印象
Lardini(ラルディーニ)技巧を凝らした自由なデザイン高い技術に裏打ちされた縫製と仕立て
Paoloni(パオローニ)テーラーメイドのマインドディテールへのこだわり
De Petrillo(デ・ペトリロ)細身のシャープなシルエット
都会的な雰囲気
Sartorio(サルトリオ)スマートなシルエット完璧なスタイルを追求
Barena Venezia(バレナ ヴェネツィア)小さな家族経営のブランドウィメンズコレクションも人気
THE GIGI(ザ ジジ)伝統的なテーラーの技術素材使いが個性的
Brioni(ブリオーニ)細かなディティールへのこだわり各アイテムが洗練
Giorgio Armani(ジョルジオ・アルマーニ)アルマーニのファーストラインリラックスかつエレガントな雰囲気
CARUSO(カルーゾ)仕立ての良さリラックスなフィッティング

Boglioli(ボリオリ)

1890年にピエロ・ボリオリが設立。2003年に同ブランドのアイコンアイテムのコートを、洗いをかけて加工したカシミヤで構築して生まれたKジャケットで一躍有名となりました。

素材の裏地、芯地、肩パットを極力使わないこと(アンコントラスト、脱構築の意)でリラックスした印象を生み出します。その後、2008年にはトーヴァーというモデルも人気を博しました。クラシックさとモダンさを掛け合わせた仕立て屋発祥のブランドらしい、クラシックさを持ちつつ、大胆な発想が持ち味のブランドです。

Lardini(ラルディーニ)

1978年アドリア海に面した港町アンコーナで創業したブランド。メイド・イン・イタリーにこだわり、製品洗いに染め、ストレッチ、撥水加工、ハンドペインティングにコントラストのステッチなど、技巧を凝らした自由なデザインが有名です。

30年以上メゾンブランドの縫製を請け負ってきたことに裏打ちされた、縫製や仕立ては最高品質。テーラードの枠組みを超え、遊びに富んだブランドです。ジャケットのラペルにあしらわれている花形のブートニエールと呼ばれるディテールも象徴的です。

Paoloni(パオローニ)

1981年に創業一族の名前を冠して創業したブランド。元々はマルケ州マチェラータにて創業。トレンド感あるデザインと素材を用いながらも、伝統あるイタリアのもの作りと着心地の良さを追求した、テーラーメイドのマインドを受け継いでいる老舗です。

フォーマルとインフォーマルを程よく織り交ぜてエレガントな雰囲気を醸し出すスーツを製作しています。今現在も家族経営を保っており、一点、一点、ディテールにこだわりを持って丁寧に仕立てられています。日本の芸能人にも愛用者が多く、各メディアにも取り上げられています。

De Petrillo(デ・ペトリロ)

ベネデット・デ・ペトリロが創業したブランド。義父が経営している縫製工場で技術や専門知識、営業を学んだ後、独立。細身のシャープなシルエットが特徴です。ラペルのゴージライン(上襟と下襟の間にある縫い目)が高く、都会的な印象を与えてくれます。

ナポリの仕立ての特徴でもある、カーブした先端の尖ったバルカポケットを胸に配しています。首のラインに上襟が沿るのぼりと呼ばれる仕様、コンパクトなアームホールによって吸い付くような極上の着心地を体感できます。

Sartorio(サルトリオ)

1990年に創業。細部にまで気を使ったこだわりのもと、「Less is better」を掲げ、決して派手ではないものの、完璧なスタイルを追求するブランドです。ナポリ最大級の工場を保有するキートングループの傘下で、中核を担っています。

キートンを由来とする卓越した技術力で表される、丸みを帯びながらも程よく身体にフィットする、スマートなシルエットが特徴です。また、ヴィンテージファブリックを現代的に再解釈した生地で、若々しい雰囲気を演出しています。プライスを抑えたラインも持つので、選択肢の広さも魅力的です。

Barena Venezia(バレナ ヴェネツィア)

1961年に繊維会社として設立された、小さな家族経営のブランドです。製作するプロダクトは、ベネチアと近郊の古い羊毛工場にあるパターンとステッチの本から得た、伝統的な織物の知識にインスパイアされています。 1993年にマッシモ・ピゴッツォがクリエイティブディレクターとして就任し、正式にブランドをスタート。

バレナの名はイタリア語で新興地(=ベネチア)の意味の「baro」からきており、狩猟と釣りに使われるサンピエロッタ(平底のボート)がブランドのロゴに描かれています。 2010年にはウィメンズコレクションもスタートしています。

THE GIGI(ザ ジジ)

ボリオリにて勤めていたピエルイジ・ボリオリが兄マリオとともに2014年に立ち上げたブランド。ボリオリ時代にアンコンエイテムでスーツ界に革命を起こしました。

伝統的なテーラーの技術と類まれなデザインセンスが掛け合わされたプロダクトが特徴です。他のブランドでは使用しないテキスタイルを用いた素材使いが個性的です。Don’t look backと記載された、過去を振り返らない強い思いを感じるタグも有名です。

Brioni(ブリオーニ)

ブリオーニは世界のセレブリティや要人から支持を受ける世界最高峰のスーツブランド。1945年に仕立て屋のナザレノ・フォンティコリとビジネスパートナーのガエタノ・サヴィーニによってローマで創業。

ナポリスタイルのスーツはエレガントな雰囲気をもち、各アイテムが洗練されています。最高品質の上質な素材を用いて、細かなディテールまでこだわりを持ち、社内のテーラーが一点一点仕上げています。

Giorgio Armani(ジョルジオ・アルマーニ)

1975年にブランド名となっている、ジョルジオ・アルマーニによって設立。数あるアルマーニブランドにおいて、ファーストラインとされています。体にフィットするアンコンジャケットが有名でリラックスかつエレガントな雰囲気を持ちます。

また、カーディガンのように気兼ねなく着用できる、アンコンジャケットを流行させたのは1980年代のアルマーニです。ちなみにアルマーニ氏はファッション志望では無く、医学部の学生だったという移植の経歴を持っています。

CARUSO(カルーゾ)

1958年ナポリの地でテーラーを営んでいたラファエロ・カルーゾにより設立。特徴の一つに仕立ての良さが挙げられ、ハンドメイドと最新技術を織り交ぜた生産スタイルをとっています。

上着の裾部分に入っている切れこみであるベントがないノーベントの仕様で古典的な雰囲気が特徴です。着た時に余裕を持たせたリラックスなフィッティングで、軽やかな生地使いの柔らかさが伝わる美しいシルエットを持つスーツです。

イタリアンスタイルはスーツセレクトへご相談を

今回は、イタリアのスーツ「イタリアンスタイル」について詳しくご紹介しました。イタリアンスタイルはもっともブリティッシュ・スタイルと肩を並べる伝統的なスーツスタイルです。

イタリアンスタイルを上品に着こなすためには、ご自身の体に合ったスーツ選びが欠かせません。選び方に不安がある場合や、しっかりサイジングをしてジャストフィットのスーツを探したいという方は、プロのアドバイザーに相談してみるのも一つです。

スーツセレクトでは、ビジネスファッションとしてのスーツはもちろんのこと、結婚式向けのフォーマルスーツやオーダーメイドスーツ、幅広い年代・用途の方に対応しています。もちろん、イタリア式のスーツも豊富に取り揃えています。

知識豊富なプロの販売員がお買い物をサポートさせて頂くので、ぜひお近くのスーツセレクトまで足を運んでみてください。また、公式通販サイトのご利用も心よりお待ちしています。

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